本音を包み隠さず話しますー子どもの行きしぶりで学んだこと 

発達でこぼこ・グレーゾーンキッズ

結論から言うと、あんなに行きしぶりがあったのに
息子は、夏休み明けは初日から自分で起きて、自分で支度をし、
遅刻もせず学校に行くことが出来ました。
そうなるために、我が家ではどのようなことに取り組んだのか
子ども自身のこと、関わる親の在り方のことなどを
まとめていきたいと思います。

夏休みが終わって、順調に学校に行けるとしたら
親子にとって、それはとてもラッキーなことですよね。
誰もがスムーズに学校に行けるようになるとは限らない、
今の世の中では、当たり前というよりはむしろ、
運がいい、ガチャはずれなかった、まぐれ、くらいの感じではないでしょうか。

ところでうちの息子も、夏休みの間中、学校に行きたくない、
また学校が始まってしまう、とネガティブなことを言いまくっていました。
先のことを考えて憂鬱になるよりは、夏休みで自由な今を楽しんだらいいのに
いやだな、いやだなーとひたすらそんな言葉を繰り返し言っていました。
それは独り言のようなものなんですが、こちらが完全に無視してしまうと嫌になり、
一方で親や大人の考えを押し付けてしまっても、これもまた本人が望んだ答えではないので
うるさがられてしまったり、なかなかちょうどよくはいかないものです。

1.傾聴
「そうなんだー。いやなんだねぇ〜」
「絶対に行かなくちゃいけないってことはないよ。
どうしても行きたくなかったら、行かなくていいんだよ」
「今は夏休みだから、休みなんだから、今日やることを考えたら?」
というように、学校へ行きたくない気持ちを否定することなく
淡々と話し、関わるようにしました。

子どもの話をよく聴き、受け止め、共感してあげることが大事、と言われています。
確かにそうだと思うんだけど。
正論だと思うけど、そんなにうまくいかないなというのが
かつての私の実感です。
ただ話を聞き、受け止め、共感してあげる、それを試みようとして、
母である自分がうまくやれなくて、自分に対して落ち込んで自信をなくしたり、
繰り返し発せられるネガティブ発言を聞かされ続けることにうんざりして
思わず、「いい加減にして。そんな話しを何度も聞かされたくない!」と
感情的になって、子どもを否定してしまったり・・・。
言い返すのはぐっと堪えたとしても、ネガティブ発言を浴びすぎたせいで
(本当の原因は、もっと他にあるのだとしても。
自分の中にある何かが発動したきっかけを与えられたことで)
自分の気持ちがどんよりしてしまって、いい感じに親子でのコミュニケーションが取れなくなったり。

子どもと私は別々の人間なんですけどね。
なぜか、どうしても境界線がごちゃごちゃになりそうです。

2.課題の分離
子どもは学校に行きたくないと思っている。
ただそう思っていることを、吐き出したい。

私は子どもに幸せであってほしいと思う。
どんなことであったなら、子ども自身が幸せなのか
それは本人が決めることであって、
母である私がOKかどうかは関係のないこと。
私が子どもを心配してしまうのは、私自身の問題であって
私が向き合うべき問題は、自分のこと。
課題の分離とは、アドラー心理学での重要ポイントと言われているものです。

3.セルフコンパッション(自分へのやさしさ)
私は、ネガティブ発言を聞かされ続けると
どうしてこんなに嫌な気持ちになるんだろう?
私のことをネガティブに指摘したわけではないのに・・・
聞きたくないな、と思ってしまったんだなぁ。
という部分にフォーカスして、自分の気持ちを見つめることにしました。

こう書くと、自然な感じに思えるかもしれませんが
実際は、今まではそんなふうではなかったわけですから
自然とか、スムーズとはちょっと違います。
けれど、これはサポートが専門のプロにお願いし
伴走していただいて、取り組めるようになったことのひとつです。

4.視覚支援
夏休み終盤になって、どうしよう学校が始まる💦の焦りがピークになってきた時
宿題が何が出ていて、どのくらい終わったのか
終わったものから印をつけていったら、意外と終わっていました。
把握出来ていないわけではないのですが、もやもやとした不安に包まれている時
このように視覚的にはっきりと、どこまで終わっているかを可視化することで
なんだ、意外とやってるんじゃん・・・という気持ちになれるようで
可視化したのちの宿題は捗っていました。
夜寝る時間は遅くなっていたのですが、締切までに間に合うように
宿題は提出できていました。

そもそも宿題は必ず全部やるものなのかどうか、という部分においても
それぞれのお子さん、ご家庭での考え方などで違ってくるものかもしれませんね。
お伝えしたかったことは、不安や心配な気持ちが強い時
言葉でのやりとりや励まし、言い聞かせだけでなく、視覚的なサポートをすると効果がある
ということです。

5.スケジュールする(見通しを立てる)
見通しを立てることも、効果があります。
日本のお子さんたちには夏休み計画表が、ずーっと小さな頃からありますけれども
やらされること、強制されることであるため、
あまり効果は発揮しておらず、無理やり書かされた、という側面が強くなっている印象です。

そうではなくて、本人のやりたいこと、興味を中心に
先の見通しが立つように、スケジュールを決めていくことは
すごく安心とやる気につながるようだと、こちらが学ばされました。

モンテッソーリ校小学校課程に在籍していた頃、
モンテでは時間割というものがなく、
子どもたちは週の最初に、今週自分が学びたいことのスケジュールを立てるのですが
何を学か、それも自分で決めていました。
自分で決めていて、その大切さを知っていたはずなのに
私は家での関わりの中で、それを重視してこなかったのです。
やはり、自分が実際に取り組むことは、日々の忙しさの中において
つい後回しにしてしまいました。
自分で決めたことが、見通しの立つ状態であること
それがどれほど効果的であるのかを、今回、親の私が学ぶこととなりました。

書いて見えるようにすることの大切さを、
夏休みから夏休みが明けるまでの間での息子の状態、
結果として、自分の意思で学校に行けていることなどから、
親の私の心の在り方の問題を無視しないこと
サポートする時に視覚化することの重要性を感じました。

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