発達障害から神経発達症に名前が変わったけれど。。。変わらない日本社会

注意欠陥多動症

医学的な診断基準(アメリカ精神医学会 DSM-5)では、発達障害は「神経発達症」と名前が変わりました。
これまでの発達障害のくくりとは違い、様々な症状が神経発達症として紹介されています。

日本で「発達障害」と呼ばれているものは
ASD(自閉スペクトラム症)
ADHD(注意欠陥多動症)
LD(学習障害/限極性学習症)
が一般的です。

これまで発達障害とされてきたものから、さらに範囲を広げて、以下のものが含まれるようになりました。
運動の不器用さ
・発達性協調運動症

話すこと・聞くことなど、会話の苦手さ
・社会的コミュニケーション症
・構音障害
・吃音

体が勝手に動くことに対するコントロールの難しさ
・チック症
・トゥレット症

知的発達の遅れ
・知的能力障害群

このように、障害の発生原因を神経発達と関連づけてみる研究が進んだことにより、
「神経発達症」と呼ばれるようになってきました。

障害の原因を神経発達と関連づける、または遺伝学的なものに原因を求めるという考え方は
それほど長く定着したものではありません。
もしそれが、広く一般的に知れ渡っていたなら、お母さんはこれほどまで抱えこみ、
苦しむことはないでしょう。

発達障害は、親の育て方が悪いせいだ

本当は、決してそんなことではないんですが、
でも、現在においても、知識不足や情報不足から
または、街でたまたまお子さんの問題行動を目にする場面に遭遇した時などに

その状況の背景がわからず、しつけの問題、子育ての仕方の失敗と決めつけてしまう

そのようなことは、相変わらず起こってしまうのが現実です。。。

お母さんは、自分を責めたりしないでほしいです。
今でも心ない言葉を発してしまう人がいたりしますよね。

そんな不勉強な人たちの言動に左右されずに、
お子さんの未来のために、お母さんたちには、明るく、前向きでいてほしい!

と願いつつ、なかなか理解の進まない日本の社会のあり方に
自分自身も、打ちのめされてしまいそうになる時があります。

ひとりで頑張るのは、なかなか難しいものですね💦
かと言って、チームワークがそれほど得意でもないので、悩ましいところではありますが
ひとりでやれることの限度も、ひとりでいることでの折れやすさも知りました。
ほどよく繋がれてがんばれたら、
自分だけでは到達できないところへ、誰かど一緒だから辿り着けたりしたらいいなと
そんなことも考えたりします。

 

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