息子のアトピー性皮膚炎ー何をきっかけにして、アトピーは悪化するのか

アトピーのこと

息子のアトピー性皮膚炎は、完璧によくなったと思った後にも
何かのきっかけで少しずつ悪くなっていき、
気づいた時にはものすごいただれ方をするようになり、
全て振り出しに戻る、という状態になりました。

あんなによくなったのに、どうして・・・というがっかりした気持ちは
思い出すだけでもかなりつらいです。

「なぜ自分は、生まれてきてしまったんだろう、
どうして生きていかなくてはいけなんだろう、こんなにつらいのに」

息子はそんなふうに言ったこともあります。
9歳くらいの時だったでしょうか。

私は、それを聞いているのがつらくて
「ごめんね。本当にごめんね」ってただ謝るだけでした。

このように、アトピー性皮膚炎を発症し、終わりの見えない苦しみの中にいる時
本人も、その家族も、大変な思いをしていることが多いですし、
本人は、小さいながらも生きるのがつらい、というような考えに至ることもあるのです。

ところで、一旦はすっかりよくなったように見えたアトピー性皮膚炎が
なぜぶり返し、その悪化をくい止めることが出来ず
一度なったらどん底までいくようなサイクルを繰り返してしまうのか、
私はそのメカニズムが不思議でなりませんでした。

可能性として考えていたものには
・食べ物(インスタントのもの、添加物、農薬など)
・ハウスダスト
・大気汚染
・3.11以降に放出された、事故による放射性物質の取り込み

このようなことを可能性として考えていました。
でもどれも、明確な証拠はありません。

息子の身体の不調の現れ方は、日本で暮らしている時も
海外に6年住んでいた時も、それほど変化はありませんでした。
時々、体調を崩す。
しかも、崩す時は悪化することが多くて、毎年、一年に一度は入院するような
そんな体質の子どもでした。

細菌性のウイルスにやられた時などに、抗生物質を処方されます。
途中で止めると、耐性菌が強くなるから、処方された期間は忘れずに、
きっちりと飲み切ること、という注意をされますので、
抗生物質を飲み忘れないように、気をつけていました。

そして、体調不良を脱し、薬も飲み終えることとなり
ほっとして、本人も家族も安心しているのですが
しばらく経ち、ふと気づくと、息子はひじの内側が痒くなってきて
夜寝ている時などにも、無意識に掻きむしり始めます。

抗生物質の服用とアトピー性皮膚炎の痒みが出るまでの間には
だいぶタイムラグがあります。
因果関係があるのかな、と、
息子の体調が悪い最中には、私は気づくことは出来ませんでした。

抗生物質は、悪い菌も殺すけれど
腸内にいる善玉菌も殺してしまう、というのを聞いたことがあります。
どのくらいの量を、どのくらいの期間でやっつけてしまうのか
抗生物質を服用している時は、体調不良の真っ最中なので
細菌性ウイルスにより弱り切ってしまった息子の体調回復のために
薬を飲んで、安静にしています。
1週間から10日後には体調も回復してきますが
その頃はまだ、アトピー性皮膚炎の兆しはなかったです。

抗生物質の服用の際、腸内の善玉菌が少なくなってしまう、減ってしまうのを懸念して
食べ物の内容を、もっと工夫すべきだったのかもしれません。
・オーガニックな野菜で、農薬や添加物を避ける
・納豆菌、麹菌、乳酸菌を含む食べ物を意識的に、多めに摂取する
・プロバイオティクスなどのサプリメントを取る習慣に切り替えていく、など。

上記のことを、何も考えていなかったわけではないのですが
でもそれでも、息子のアトピー性皮膚炎は悪化していきました。

息子がものすごく症状が悪くなっている時、母として気持ちは揺れることもあります。
ステロイドを使うべきか、使わないで他の治療法を目指すべきか
という部分についてです。
なぜなら、使っていてもどんどん悪くなっていくと思う時もあったり
調べていくと、様々な情報が多岐にわたり、どれを信じたらいいのか
わからなくなるからです。
ネットで調べるからには「ステロイドの危険性」という情報にも触れることになります。

「慎重に、少しずつ使いましょう」と言ってくださったお医者さんを信じて
ステロイドは、わが家は使っていました。
使いましたが、徐々に減らしていき、7〜8ヶ月くらいでだいぶよくなった時の
写真があるので、そちらを公開します。

2019年12月


2020年1月(ここが一番悪かった時かなと思います)


2020年5月


2020年7月(だいぶよい状態です。でもまだ痒い時があります)


2021年3月(すっかりきれいになりました。でもひじの内側の皮膚は、普通の人より硬い印象です)

アトピーがよくなった時、息子も私も、
「そういえば前は大変だった!」
「知らないうちに忘れていて、どうなっているか気にしなくなってた!」
というような状態でした。
そのため、写真も撮り忘れており、間隔も随分空いてしまって
はっきりとよくなったのはいつ頃だったのか、という部分が曖昧になっています。

すっかり治り切るまでの間にも
息子の体調は揺れていました。
すごくよくなってきたなーと思ったら、また痒くなって
夜中、寝ている時に掻きむしるのをぶり返して悪化してしまったり
行きつ戻りつしながら、だんだんよくなっていったように思います。
また悪くなった、という時
親子で落ち込んでしまうこともありました。
私はつい「ごめんね」と言っていたと思うのですが
息子は、それが重たかったかもしれません。
私はただ、自分の気持ちのままにそのように口走ってしましましたが
「へいき、へいき、これくらいすぐ治るよ!」と
明るく言ってあげた方がよかったのかなと
それは、今になって思うことです。

何か病気でつらい時、明るさを保つことなど
そういうことを学ぶ機会が欲しかったなと思います。
しかしそれも、大変な時にはなかなか思い至らないことも多いです。

このブログでは、よくなったりわるくなったり
行きつ戻りつする体調や、その時に揺れ動く気持ちのことなどを含め
書いていきたいと思います。

   

2020年1月、私たちが住んでいるところから60kmほど離れた場所で
火山の噴火がありました。
その山は休火山と言われていたのですが、思いがけない大噴火でした。
60kmほどしか離れていないので、頭上から白いチラチラしたものが降ってきて
最初は灰だということがわからなかったほどです
(そこでは、私たちは外国人なので、情報の取得が遅れたのもあります)。

火山灰は辺り一面に積もりました。
そして、火山灰には有害物質が含まれているので、
息子のアトピー性皮膚炎は、火山噴火から数週間は
とにかくとても悪い状態になりました。

それ以降、決定的に体調を崩すということがなく
現在に至っています。

 

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