息子のアトピー性皮膚炎ー給食を食べる、食べないについての話し合い

日本に住民票を移すと、子どもの場合、学校に行く権利が発生します。
その都合で、息子はさっそく小学校に通い始めました。
緊張して、大変な思いをしながら毎日学校へ行っていました。
いろんな理由で、息子は小学生の間、転校を繰り返し4回学校を変わっています。
なかなかハードな人生だったのかもしれません。
そんなストレスも、体調に影響したりするのでしょうか。

さて、日本の小学校に転入すると、給食の制度があります。
どの国でもあるわけではないのですが、この制度は、親にしてみると、とても楽ですよね。
しかし、食べるものを選ぶことは、特別な理由がない限り出来ません。
息子のアトピーが良くなったり悪くなったり、状態が不安定な時に
遅延型アレルギー検査を受けていたので、対象項目にあたる食べ物は食べない、
除去食を行っている最中での日本の学校への転入でした。

給食をどうするかを相談させてもらっている途中で、
病院でのアレルギー検査の結果を持っていかなくてはいけない、ということがわかりました。
検査結果はあるにはある、しかし日本での、公的に認められた機関にものではないということになり
また血液検査を受けるのかー…と感じたけど、それは仕方ないと納得しました。
息子はこの時の血液検査で、血管が見つからずにぐりぐりと針で探されて
痛くて怖くて、すごく辛い思いをしました。
日本では、小児の血液検査を、上手にやれる医療従事者は結構少ないですよね💦
医療従事者は、空き時間にお互いに採血して練習するとか、そういうの日本は禁止ですよね。
あと、腕をカチカチに硬くして、そこに刺しても痛くないというやり方を取り入れている国もありますが、それも採用されていません。
日本は、痛みは我慢する、恐怖は克服する、でいつまで経っても
改善する兆しは見えません。
採血の際、親は部屋から出されて、子どもはマジックテープでびっちりと巻きつけられて
動けなくして採血するとかも、
母としては、本当に見ていて辛い場面でした。
人権無視も甚だしい、残念な国という一面があります。日本というところは。

小児アレルギー科の受診は、予約が取れなくて一ヶ月以上待ちました。
日本での検査を受けられず、だから結果が出ていないためわからない、ということで
判断できない状態で給食を食べさせるわけにはいかなくなったので
検査結果がはっきりするまでは、毎日お弁当を持って学校に行っていました。

日本でも遅延型アレルギー検査っていうのはあるけど、自由診療の領域でした。
そうなると、学校現場などでは、その検査結果を認められることはありませんよね。
2014年には、日本小児アレルギー学会が遅延型食物アレルギーを調べる抗体検査そのものに対して、注意喚起を出しているということがわかりました。
わー、いかにも日本的なアレだな!と思いました。

そんな事情は知らないで、マニラでこの検査受けて、食べ物に気をつけて暮らしておりました・・・
お勧めしていただいて、受けたのが遅延型アレルギー検査です。
悪くはないと思いました。
小児科の先生がどんな顔で私の話を聞いてくれるのか、ちょっと興味深いなと思っていたところ
やはりというか、やってはいけないこととして
お叱りを受けましたけれども。。。

最初に学校への相談の段階では、英文の資料しか出してなくて、遅延型フードアレルギー検査のことだということは、きちんと伝わってはいなかったかもしれません。
遅延型の検査が、日本では認められておらず、むしろ禁止事項であったことを
私自身が知らなかったので、堂々と真剣に、必死にわかっていただこうとして
学校側にはお話させていただいてました。

学校では、校長先生も担任の先生もすごく親身になっていただいて、
その時はとてもありがたいと思いました。

息子の腕の、証拠写真はとても貴重だなー。
説得力がありました。

しかし、遅延型フードアレルギー検査の結果は、認められていないんです。
検査受けること自体、注意喚起がでています。

除去食を取り入れていた頃、息子は小柄でしたが
解禁してから、美味しいものをたくさん食べられるようになり、身長もぐんぐん伸びて
平均身長を上回るようになりました。
除去食の解禁は、少しずつがポイントのような気がします。
なぜなら、よくなってきたアトピーが、また少し悪くなるような
体調が良くなったり悪くなったりの間を揺れてしまうからです。
私は見ていて辛いなと思った時がありました。
やはり、厳格な除去食に戻そうか、と思ったこともあります。
母である私の考えも揺れていました。

小児科の先生が除去食を禁止するのもわかる気がします。
必要な栄養が取れないからだ、ときっぱりと言われていましたから。

除去食の、少しずつの解禁の時
アトピーが悪化したのが辛かったり怖かったりしましたが
様子を見ながら数ヶ月続けていくと
息子の体調は、食べ物に影響を受けにくくなり、
息子自身も食べる喜びを知ることになり、そうして必然的に成長も早くなる
という好循環が起こるようになりました。

そうなってみて、初めて暗闇を抜けたような感覚がありました。

日本アレルギー学会
〔学会見解〕血中食物抗原特異的IgG抗体検査に関する注意喚起
https://www.jsaweb.jp/modules/important/index.php?content_id=51


日本小児アレルギー学会
血中食物抗原特異的
IgG抗体検査に関する注意喚起
https://www.jspaci.jp/uploads/2021/05/kenkai_IgG4.pdf

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